物理化学だけ対策をやった生徒がおりますが……
結構
直前にやった問題が出ていて
これ出来たんじゃない??物理も化学もって
思ったんですが
世の中、そんな上手くはいかないもので……
まあ上手く嵌まった生徒もいたのですが
そうではない生徒もいて……
なんでだろ??って思うんですが
こればかりは正直、私の解決できる範疇にないと
思うので
各生徒
結果が良かった生徒も
悪かった生徒も
切り替えてやっていくしかないです。
私はこの仕事を25年やってますが
センター試験から始まって
あまりいい思いはしたことはないです。
なくなって欲しい、センター試験共通テストって
思っていますが(笑)
ただ、例えば
今年の共通テストの現代文で
私が授業で雑談で話しているような芸術論がでました。
人類って
言うことは大体決まってるので、
いろいろ雑談をしていれば
どれかにあたるものです😂
大体……20年くらい前からですかね(間違えてたらごめんなさい)
Arts-Based Research(芸術に基づく研究)
というのが言われるようになりました。
それまでの芸術論って
「言語化できるものしか扱えない
数値化・説明可能性が重視される
感覚・身体・感情が排除される」なんです。
簡単に言うと客観性があることが、最重要視されたんです。
「科学」にいれてもらえようとして
でも芸術なんて、これでは回収できない「知」がありますよね
それを何とかしようというのがABRです。
エリオット・アイズナーElliot Eisner
とか
トム バロン Tom Barone
が主張し始めたんです。
ざっくり言うと
ABRとは、従来の研究手法とは違って
芸術制作が研究そのものとして成立するように
構成する方法論のことです。
制作行為の中で生まれる思考や省察を他者と共有し
学問体系に位置づけることを目指しているんです。
芸術は認識の形式、思考の様式
である
書くことだけが「考えること」ではない
この話がなんで、私の授業の雑談で出てくるのかというと
私はノートを取らないで
勉強する派で
筑駒の先生方と多いに揉めてたんです。
その私の主張を芸術論で裏付けて生徒に
自分を正当化してるんです😂
今回の共通テストの評論文
私なら1行も本文を読まなくて解けますが😂
本文にも書いてない
櫻井あすみさんの考えをざっくりと話しておくと
美術って私達に結局、何を与えてるの??
今までの美術論って
美術を
「価値を交換するモノ」
「評価・成果として回収される制作」と
捉えてるけど、それって本当??って
いう話です。
まず「gift」を定義します。
これはかなりマルセスモースの影響を受けてると私は
思いますが
「交換を前提としない
価値が事前に確定しない
受け手によって意味が変わる」としています。
これもざっくり言うと
芸術作品って作者だけのものじゃないよね?
それを受け取る側の「解釈」に委ねられる部分があって
言わば作者と受け取る側の
共同作業で芸術って成り立ってるよね??って
いうことです。
夏目漱石のこころなんて
筆者が余白を残しすぎてるせいで、色々な解釈があって
こんにちまで、論争や楽しませてもらってますからね😁
櫻井あすみさんは
美術作品=贈与としての特徴があると仰ってるんです
それは
作者の意図を超えて意味が生じる
受け手の経験・状況に依存する
「役に立つかどうか」で回収できない
→ つまり美術は、
与えた瞬間に制作者の手を離れる「贈与的出来事」なんだと。
ああ、ここで
一般の研究と何が違うの?って、私の読者はなると思うので
その辺をお話ししておくと
一般的な研究
って、「問い → 方法 → データ → 結論」みたいな感じですが
ABRは、制作そのものが問いであり、思考であり、省察である
という違いがあるんです。
それを櫻井あすみ流にいうと、芸術って贈与性があって
それを矛盾なく「研究」に落とし込むにはABRの方が良いよね、ってことです。
言ってることは至極
私の諸々の主張と同じで
ABRが生み出す知は明確な答え、一般化された結論ではなく
曖昧さ、多義性、余剰、誤解の可能性をそのまま含んだ知なんです。
美術教育において
制作を「成果物」に回収しすぎないこと
制作過程の揺らぎや失敗を排除しないこと
研究において
芸術の不確定性を欠点とみなさないこと、なんです。
ここまで
勝手に、櫻井あすみの説を私が解釈してきましたが
嬉しいことに、櫻井あすみさんから
物理屋hνが言ってる解釈は、全然ちがうんだ!!という反論は
論理的にこないんです。
だって、それも込みで
自分の作品だって、彼女は主張しているので😂
ときどき
大学入試に自分の文章が使われて
その答えや解釈がちがう!
全然分ってない、って言う人がいますが
それは
そう解釈されることも含めて、芸術なんだよ
外に発表された時点で
半分は受け取り側の解釈で価値が決まるもんなんだよ
って、私も思います。
モネの睡蓮が
睡蓮たる所以は、優れた鑑賞者を時代が生んだからなのです!✨
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ふざけて書いてある風で深いですよね
ブッチさんの雑談を聞ける
生徒さんが羨ましいです☺️
先生の授業の裏には
人類の哲学的思考が脈々と
あって
ただ受験の内容を教えてるのとは
レベルが違いますよね✨
それは大人にならないと
分からなかったですが
今までのブッチさんの主張と
似てるねえ
きっとこの問題を解いた生徒さんは
できたでしょう
雑談を真面目に聞いてれば
私は三年連続落ちましたが!
今年こそお願いします