2026年01月11日

格闘技の怪我は自費診療にすべきなのか?

美容整形外科の麻生さんと言う方が
Xのポストで
格闘技の怪我は自分で怪我をしに行ってるのだから
自費診療にすべきだ、という
ポストをされて

それを偶然
私もみてしまいましたが……

え???っていう風に私は思いました。

皆さんはどう思われますか?

まあ、麻生さんはおそらく自由診療で
生きてるので
しっかり仕組みを理解されてないと思うんですが

日本の公的医療保険は「原因ではなく、必要性に基づいて給付する」のが原則です。
これは保険医療に携わる人は当然皆知っています。
日本国憲法で言えば、法の下の平等くらい大切な基礎原理です。

スポーツ外傷(格闘技、サッカー、スキーなど)
趣味の事故(DIY、登山、釣り)
仕事中の不注意(※労災は別枠)

これらはすべて 「自ら選択した行為」ですが、
通常は保険診療の対象です。

もし「危険だと分かってやったことだから自費」
を徹底すると、どうなると思いますか?
システムとして。

喫煙者の肺がん
飲酒による肝疾患
肥満由来の生活習慣病
高齢者の転倒骨折まで
際限なく線引きが必要になり、制度として破綻しますよね。

酒が身体に悪いと分って飲む
タバコが肺に悪いと分っていて吸う
……
これで体調を崩しても、普通に保険診療です!!


現在の制度では
 故意の犯罪行為や自傷行為など、極めて限定的な場合のみ保険適用外
という整理になってるんです。
そしてこれは極めて合理的でフェアな決め方だと思います。
公的医療や救助(麻生さんは山での遭難の例も挙げておりました)は
行動の是非を裁かない、結果として生じた必要だけを見る
という思想で設計されてるんです。

つまり麻生さんの意見は
医師個人の倫理観・思想としては自由です!
だけど 現行制度とは相容れない
ということです。

こうしないと、誰かが恣意的に線引きをすることが可能になるからです。
それは法の下の平等に反します。


麻生さんの主張は、突き詰めると公共サービスは
「正しい生き方」をした人だけが受けるべきという思想に近づきます。
しかし日本社会はこれまで危険を承知で挑戦する自由
失敗しても命と尊厳は守るという価値観を
前提に制度を作ってきました。
「愚かな選択」(酒を飲んで脳を破壊する、肝臓を破壊する)
さえも一線を越えない限りは公的に支える
という設計になっているんです。

これは問題の構造
麻生さんはご理解なさっていないようですが
無謀行為への一定の自己負担・保険加入促進は
合理的「全額自己責任」か「全額税金」か、ではなく
 線引きをどこに置くかの問題
なんです😀

posted by 物理屋hν at 00:00| Comment(5) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
色々なエックスのポストを見たけど
この視点は誰も言ってないわ!
確かに飲酒で身体壊すのも
保険適用外になるねw
Posted by なるほど! at 2026年01月08日 19:22
ブッチさん
頭が良すぎる
これに反論できる人はいない

要は
こういう考えを許すと
制度自体が崩壊するよ?っていうことですね

考えてる層が一段上です
Posted by at 2026年01月08日 22:40
医者でもないお前が保険医療のことを語るな
そんな資格はない!
麻生さんの方が正しいに決まってるだろ、馬鹿
Posted by 激痩せ at 2026年01月08日 22:46
誰も反論できない
超正論!
みんな感情論しか書いてないですね
格闘技の人も
動画を出してる人も
こういう視点はないです

パクらせてもらいます
Posted by 神馬 at 2026年01月09日 05:32
頭良すぎる
そりゃ受験でも結果出せるわ
Posted by at 2026年01月09日 06:03
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